話数単位で選ぶ、2020年TVアニメ10選
・2020年1月1日~12月31日までに放送されたTVアニメ(再放送を除く)から選定
・1作品につき上限1話
・順位は付けない
2020年TVアニメ10選一覧は以下。
・ID:INVADED 第6話 「CIRCLED 円環の世界」
・デカダンス 第2話「sprocket」
・ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 第2話「Cutest♡ガール」
・SHOW BY ROCK!! ましゅまいれっしゅ!! 第4話「No problem!!」
・22/7 第3話 「こんにちは、新しい世界」
・イエスタデイをうたって 第3話「愛とはなんぞや」
・ご注文はうさぎですか? BLOOM 第4話「あったかもしれない日常」
・アサルトリリィ BOUQUET 第5話「ヒスイカズラ」
・ゴールデンカムイ 33話「革命家」
・ストライクウィッチーズ ROAD to BERLIN 第4話「200マイルの向こう」
2019年版はこちら。→話数単位で選ぶ、2020年TVアニメ10選
ID:INVADED 第6話 「CIRCLED 円環の世界」

©︎IDDU/ID:INVADED Society
バキバキの直線で描かれる現実世界と、円環になっている深層心理(イド)の世界の描きわけが良かったです。トラウマを歪められて殺人(教唆)犯になった井波七星、彼女の深層心理にあったガラス越しの恋心も切ないですね。静かな悲しみに満ちた回でした。
当時の感想→ID:INVADED 6話感想 歪みの相似
デカダンス 第2話「sprocket」

©DECA-DENCE PROJECT
1話で描かれた世界観をぶち壊す、真の世界設定にびっくり。主人公ナツメを導いていく役かと思われたおっさん、カブラギが、逆にナツメの存在によって生きる気力を取り戻す展開。直接画面上に表示される文字メッセージが強烈な印象を残しました。
当時の感想→デカダンス 2話感想 本物の死はどこにある?
ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 第2話「Cutest♡ガール」

©2020 プロジェクトラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会
これまでのラブライブシリーズとは異なり、全員がソロという設定。「みんな違ってみんないい」というテーマに一番沿った回がこの回だったように思います。ドタバタ展開や画面内画面が楽しい回。何より表情豊かなスクールアイドル・中須かすみの魅力が爆発していました。なおこれ以降最後まで爆発しっぱなしの模様。
当時の感想→ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 2話感想 負うた子に教えられる
SHOW BY ROCK!! ましゅまいれっしゅ!! 第4話「No problem!!」

©2012, 2020 SANRIO CO., LTD. SHOWBYROCK!!製作委員会M
特別になりたいルフユと普通になりたいデルミンがすれ違い、あらためて友達になる回。正反対だからこそもっと知りたい、仲良くなりたいという関係の結び方が良かったです。街灯を使った分断レイアウトも好きなやつです。主人公・ほわんとヒメコの関係も尊いですが甘々すぎるのであえてこちらを。
22/7 第3話 「こんにちは、新しい世界」

©ANIME 22/7
あらゆる面でアイドルなんて向いてない、センターなんて器じゃない、と周りも自分でも思っていた滝川みうが、その資質を発揮する回。グループのピンチに動いたみうは確かにセンターでした。機材トラブルにおあつらえ向きなピアノと整いすぎているのは壁ちゃんの神通力。
当時の感想→22/7 3話感想 芸は身を助く
イエスタデイをうたって 第3話「愛とはなんぞや」

©冬目景/集英社・イエスタデイをうたって製作委員会
陸生の映画デートすっぽかし事件。陸生のダメダメっぷりと同時に晴の意識にも問題が。晴が向き合わなければいけない問題に対して、壁や赤信号で追い込んでいく演出が良かったです。自己紹介からあらためてスタートを切る晴の笑顔が最高でした。
当時の感想→イエスタデイをうたって 3話感想 逃げない君はカッコいい
ご注文はうさぎですか? BLOOM 第4話「あったかもしれない日常」

©Koi・芳文社/ご注文はBLOOM製作委員会ですか?
ごちうさ3期から。3話と4話はほぼセットの話でしたが、ココアたちの学校の文化祭を描いた4話を選びました。「あったかもしれない日常」、実際はそうではないけれど、「それでも仲良しな今」を経て、チノが自分の進路を決める、今と未来を描いた話だと感じました。良かったです。
アサルトリリィ BOUQUET 第5話「ヒスイカズラ」

©AZONE INTERNATIONAL・acus/アサルトリリィプロジェクト
ラムネを求めて夢結お姉様が大冒険。同じような構図が繰り返されるコンテが面白かったです。梨璃の故郷へ向かうことで、学園の外の世界が今どんな状態かあらためて世界観を描くことにもなっていて、上手い展開だと思いました。
ゴールデンカムイ 33話「革命家」

©野田サトル/集英社・ゴールデンカムイ製作委員会
第3期は、2つのチームに別れての追跡劇。片方のシーンで描かれたことが、時間差でもう一方のシーンに繋がるなど、話の上手さと面白さが際立っていました。この回はウイルク、キロランケ、ソフィアの過去回想回でありながら、短い台詞ひとつでバカでかい文脈をぶつけてくる衝撃の回でした。
ストライクウィッチーズ ROAD to BERLIN 第4話「200マイルの向こう」

©2020 島田フミカネ・KADOKAWA/第501統合戦闘航空団
思いのすれ違いもありましたが、楽しそうにバイク整備するシャーリーとルッキーニの姿が良かったです。大切なバイクや最速記録よりもルッキーニの方が大事、というシャーリーの選択。「お前に魂があるのなら…応えろ!」的に一瞬映るラピッド号のカットに涙しました。頑張る機械は泣けます。
終わりに
こうして振り返ってみると、前半の話数に集中している感じですね。
なかなか振り返りが苦手なもので、「あっちの方が良かったかも」とか「当時の自分は何を考えてたんだ」とかそんなのばかりで、ついつい時間がかかってしまいますし、放送当時の熱意ともギャップが出てきます。だから色々と成長しないんですね。来年はその辺りどうにかしていきたいです。
テーマ:アニメ・感想 - ジャンル:アニメ・コミック タグ:2020年アニメタグ:話数単位で選ぶTVアニメ10選